こんにちは、シロです。
現役で不動産の賃貸仲介営業をしながらブログ執筆をしています。
→何故ブログを始めようと思ったかはこちら 【不動産営業の本音】ブログ執筆で暴露します。
初めて家を探すときって知らないワードが沢山出てきて大変ですよね。
一口に不動産屋と言っても、どこで家探しをしていいのかも分かりづらいと思います。
ということで、今回は家探しの入り口として不動産屋の種類や役割について解説していきます。
結論
- 仲介会社→お部屋を紹介、鍵渡しまでフォロー(不動産屋)
- 管理会社→物件設備、共用部分の維持管理(不動産屋)
- 家主→物件の所有者(貸主、大家、オーナー)
基本的にお部屋探しは「仲介会社」で紹介してもらうことになります。
「管理会社」は入居後に設備の不具合や、他に困ったことがあったら連絡するところです。
「家主」については直接的に関わることは基本的にあまりありません。
例外もありますが、ここまでが王道パターンになります。
本記事では仲介会社や管理会社の見分け方など不動産屋の違い、役割について深堀していくのでぜひ、参考にしてください。
不動産屋とは?種類や違いについて
不動産屋とは主に不動産(土地、建物)を扱う会社です。
建物については下記のようにいくつか種類があります。
居住用建物
- マンション
- ハイツ
- アパート
- 戸建て
事業用建物
- ビル
- テナント
- 倉庫
上記の建物を管理するのが「管理会社」で賃貸、売買の仲介するのが「仲介会社」です。
仲介とはお客さんと家主の間に入って、上手く話しがまとまるように手助けをすることですね。
今回は賃貸の記事なので、下記にて賃貸の仲介会社や管理会社を詳しく解説していきます。
仲介会社、管理会社、家主の関係性や役割について
まずは下記の画像をご覧ください。
ではここから仲介会社、管理会社、家主について詳細を解説していきますね。
仲介会社(不動産屋)
仲介会社はお部屋探し・契約手続き・交渉関係・鍵渡しまでをサポートしてくれる会社ですね。
お部屋を探しているお客さんに物件の紹介をして「家主」との契約を仲介しているんですよ。
また、いろいろな家主の物件をインターネット、チラシに広告掲載して集客しています。
家主とお客さんを仲介していますが通常、連絡を取るのは「管理会社」です。
「管理会社」を経由して「家主」とお客さんの契約を取りまとめることになります。
管理会社(不動産屋)
管理会社はその名の通り、家主から管理委託料をもらって物件設備・共用部分の維持管理をしています。
また「家主」の資産を守るのが仕事なので税金、相続などの相談にもアドバイスをしています。
「仲介会社」に対しては空室募集の依頼、契約書類の作成など家主とのパイプ役となっていますね。
家主(=大家、貸主、オーナー)
家主は「貸主、大家、オーナー」など色々な呼び方がありますが、意味はほとんど同じです。
「管理会社」に管理委託料を支払い、物件の管理をしてもらっています。
空室の物件が決まると別途、ADを管理会社や仲介会社に支払うパターンが多いですね。
→家主から出る「AD」とは?
「仲介会社」からくる条件交渉を、管理会社から連絡をもらい最終的な判断も下しています。
ちなみに不動産屋が家主のパターンもあって、家主との直接契約の場合は「仲介手数料」が発生しません。
→仲介手数料をなぜ無料にできるのか?デメリットあります。
よくある質問
ここからはお客さんが疑問に思いやすいことについて解説していきます。
よかったら参考にしてくださいね。
仲介会社・管理会社・家主が同じってあるの?
これはたまにあります。
不動産屋の自社物件で、自社で管理しつつ仲介店舗も構えてるという感じですね。
家主は別になりますが「仲介会社≒管理会社」のパターンはわりとよくあります。
例えば下記のような仲介会社と管理会社がグループ会社というのが多いです。
グループ会社の例
- エイブル保証(管理会社)≒エイブル(仲介会社)
- アパマンプロパティ(管理会社)≒アパマンショップ(仲介会社)
また個人家主の物件を、仲介会社が「専任物件」としてちょっとだけ管理するパターンも存在します。
このあたりは複雑な内容になりますので、良ければ下記の記事を参考にしてください。
→賃貸仲介の仕組み│知らないと大損してしまうかも...
→仲介手数料は無料?管理会社に直接申し込みをした場合の話
仲介会社と管理会社を見分ける方法は?
正直、パッと見で見分けるのは難しいかと。
というのも管理と仲介を兼ねている不動産屋も多いからです。
ただ一般的に言えるとしたら下記のようになります。
仲介会社
お客が来店しやすいような駅に近い場所に仲介会社は多い
管理会社
ビルの1室や駅から遠い場所にある比較的大きい建物は管理会社のパターンが多い
上記のパターンがほとんどです。
なので現地で確認するかGoogleストリートビューで見てみましょう。
また看板がないときは個人家主の場合が多いです。
仲介会社と管理会社どっちで部屋探しがお得?
一概には言えませんが、「仲介会社」でお部屋探しをする方がオススメではあります。
→仲介手数料は無料?管理会社に直接申し込みをした場合の話【賃貸】
なぜなら仲介会社の方が圧倒的に物件数が多いため。
確かに「管理会社」でお部屋探しをする場合、自社管理の物件であれば仲介手数料が多少安くなるときもあります。
ただ結局のところ、管理会社も家主との仲介になるので仲介手数料もかかるのがほとんどなんですよね。
また管理会社は基本的に、自社の管理物件しか紹介しないパターンも多いです。
なので仲介会社でお部屋探しをして、仲介手数料を交渉したりキャンペーン等を利用する方がお得ですよ。
→【比較まとめ】キャッシュバックのある賃貸サイト!使わないと損しちゃいます。
→【賃貸】仲介手数料の交渉方法!注意点やタイミングについて解説します。
部屋によって管理会社が違うことはある?
分譲賃貸マンションの場合は基本、部屋によって管理会社が違います。
なぜなら部屋によって家主が違うためです。
→「分譲賃貸マンション」とは?
それぞれの家主がそれぞれの管理会社に管理を頼んでいるんですよね。
ただ共用部分(エントランス、駐輪場など)は1社の管理会社の場合が多いですよ。
これに対して通常のマンション・アパートは建物全体で同じ家主なんですよね。
でもたま~に通常のマンション・アパートでも部屋によって管理会社を分けている場合があるので注意は必要です。
スーモなどで掲載しているのは管理会社?
スーモなどで掲載しているのは多くが仲介会社になります。(管理会社の掲載も少なからずあります。)
下記の画像のように仲介会社はレインズ(業者用サイト)を見て、管理会社の物件をスーモなどに掲載しています。
例えると、ヨドバシカメラがシャープ、パナソニックの商品を紹介してる感じです。
ヨドバシカメラ(家電量販店)→仲介会社
シャープ、パナソニック(メーカー)→管理会社
こんなイメージです。
このあたりは少し複雑なので良ければ下記の記事もどうぞ。
→【重要】賃貸仲介の仕組み│知らないと大損してしまうかも...
管理会社に問合せ後、他の会社で契約はまずいのか。
問合せ段階なら全然OKです。
ただ物件案内までしてもらってると、ちょっとNGかもですね。
例えば「A物件」を管理会社で内見後、他の会社で「A物件」を申込みするのはNGということです。
これだと案内した管理会社はA物件を横取りされた形になるんですよね。
ちなみに上記の例で、最終的な申込者の情報はA物件の管理会社に行き着きます。
ということは管理会社で内見後、他の会社で申込みをすると最悪、審査に影響しちゃうかもです。
もちろんこれは同じ物件での話です。
「A物件」を管理会社で内見後、「B物件」を他の会社で申込みした場合は全く問題ないので安心してくださいね。
結局、部屋探しってどうすればいいの?
答えは簡単で「ネットで探して仲介会社に来店」です。
お部屋探しの流れ
- 条件を決める(家賃、エリア、広さ)
- スーモで条件を入力して物件を探す
- キャッシュバックサイトで問合せ
以上です。
では下記でそれぞれ簡単に解説していきますね。
条件を決める(家賃、エリア、広さ)
家賃、エリア、広さぐらいはざっくりで構わないので決めておきましょう。
あまり細かく絞りすぎると物件数が少なくなってしまうので注意です。
このあたりは物件を実際に調べていくうちに大体の相場も分かってきます。
なので初めはざっくり決めて、物件を見ながら調整していきましょう。
スーモで条件を入力して物件を探す
先ほどの希望条件をスーモで入力して、どんな物件があるか検索していきます。
なぜ最初はスーモで検索するかというと、物件数が一番多いポータルサイトだからです。
とりあえずスーモで気になる物件を何件かピックアップしましょう。
キャッシュバックサイトで問合せ
最終的な問い合わせはキャッシュバックサイトが絶対におすすめです!
だってサイトを使うだけでお金がもらますからね。
やり方はさっきのスーモで絞った物件をキャッシュバックサイトで検索するだけ。
例えばスーモでAマンション(家賃7万、大阪市北区、1K)があったとします。
これをキャッシュバックサイトで下記のように検索していくんですよね。
キャッシュバックサイト
- 物件名(Aマンション)で検索
- 条件検索で家賃7万、大阪市北区、1Kで絞り、目当ての物件を一覧から探す
2つの方法のうち、どちらかで大丈夫です。
キャッシュバックサイトについては下記の記事でおすすめサイトなどを紹介しています。
よければ参考にしてくださいね。
→【比較まとめ】キャッシュバックのある賃貸サイト!使わないと損しちゃいます。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回の内容を簡単にまとめていきます。
不動産屋とは土地、建物を扱う会社。賃貸では仲介会社、管理会社に分かれる。
仲介会社
- お部屋探し・契約手続き・交渉関係・鍵渡しまでをサポート
- 有名どころはアパマン、ホームメイト、エイブルなど
管理会社
- 物件設備、共用部分の維持管理をしている
- 入居者のクレーム対応や集金管理も仕事
家主
- 物件の所有者(貸主、大家、オーナー)
- 管理会社に物件管理をしてもらっているが、個人で管理している家主もいる
オススメなお部屋探しの方法
- 条件を決める(家賃、エリア、広さ)
- スーモで条件を入力して物件を探す
- キャッシュバックサイトで問合せ
以上です。
賃貸物件の仕組みってややこしいんですけど、下記の記事を見てもらったら理解しやすいかと。
→【重要】賃貸仲介の仕組み│知らないと大損してしまうかも...
またお部屋を借りるときにどれぐらいお金が必要になるか気になりますよね。
賃貸の契約は初期費用でわりとお金がかかるので是非キャッシュバックサイトを使ってみてくださいね。
→【比較まとめ】キャッシュバックのある賃貸サイト!使わないと損しちゃいます。
一応、物件を申込みした後の手続きの流れもご紹介しておきます。
ではでは~