お金の話

賃貸の「礼金」を意味不明?おかしい?と思う方へ。払う意味はありません。

 

 

こんにちは、シロです。

 

現役で不動産の賃貸仲介営業をしながらブログ執筆をしています。

→何故ブログを始めようと思ったかはこちら 【不動産営業の本音】ブログ執筆で暴露します。

 

お客さん
お客さん
礼金にはどんな意味があるの?

借りるのにお礼するのっておかしくない?

 

こんな疑問にお答えします。

 

みなさん、賃貸物件を借りるときの「礼金」って不思議に思ったりしませんか?

 

普通、お金を払うときって何かしらの対価(サービス)に対して払いますよね。

 

例えば、賃貸物件の初期費用なら

一般的な初期費用

  • 家賃→家を借りる対価
  • 管理費→共用部分のメンテナンス費
  • 火災保険料→何かあったときの保険のお金
  • 仲介手数料→仲介(案内、契約手続き)の手数料

 

こんな感じですね。

 

一応、礼金は家主に対してのお礼金、謝礼金なんて言われています。

 

シロ
でも家賃を払うのに、さらに礼金を払うなんておかしいって思いますよね?

 

結論から言うと、礼金を払う意味は特にないです。。。

 

賃貸仲介をしている僕が言うのもあれなんですが、用途が不明のお金なんですよ。。。

 

ただ結構、奥が深い話になるので本記事を参考にしてもらえたら幸いです。

 

では、解説していきますね。

 

 

1.礼金を払う意味は特にありません。

 

礼金は使用用途が不明のお金なので、意味を考えると「特にない」という答えになります。

 

ただ、払う意味はないけど存在する理由はあるんですよ。

 

ややこしくてすみません。。。

 

礼金が存在する理由について次で解説していきますね。

 

ちなみに礼金の相場ですが、国土交通省の平成26年度住宅市場動向調査(205、327~328ページが分かりやすいです)が参考になりますよ。

 

でもこれ、かなり見ずらいので簡単に紹介しますと

 

礼金ありの割合

  • 首都圏53.3%
  • 中京圏22.2%
  • 近畿圏35.6%

礼金の相場

  • 家賃の1ヵ月~2ヵ月(割合的には1ヵ月分が多いです)

こんな感じです。

 

最近では、昔に比べて礼金あり物件も少なくなってきている印象ですね。

 

 

2.礼金が存在する理由は4つあります。

 

では話を戻しまして、礼金が存在する理由を解説していきます。

 

2-1.昔からの慣習

 

これは不動産業界の悪習ですね。ホントすみません。

 

一応、諸説ありますが下記のように言われています。

 

慣習① 

江戸時代や戦時中の住宅が不足していた時代の慣習になります。

少しでも自分を優先して良いところに住めるよう、家主に賄賂として渡していたみたいですね。

 

慣習②

田舎から都会へ自分の子供を預ける家主に対して、謝礼として渡していたお礼金の名残。

 

現在では、直接的に家主と関わることもないので、上記のような意味合いはなくなりましたね。

 

でも礼金を払うという習慣だけが残っているので、入居者にとっては意味不明なものになってしまっています。

 

2-2.部屋を綺麗に保つため

 

当然ながら、入居者を募集するためには部屋が綺麗じゃないとだめですよね。

 

そのために家主は、

  • クリーニング費
  • リノベーション費
  • 鍵交換代

 

このようなお金に充てるため礼金として入居者からもらいます。

 

まぁ本来は部屋の維持というのは、家主負担じゃないといけないんですけどね。。。

 

シロ
正直、クリーニング費や鍵交換代を取っておいて、さらに敷金、礼金も取るのは強気な家主だなぁ。。。とは思ってます。

 

このあたりは退去費用の問題も絡んでくるので、注意が必要です。。

 

2-3.家賃を下げるため

 

家主はとにかく空室が困るんですよ。

 

なので早く入居してもらうためには、家賃を下げるのが手っ取り早いのです。

 

ただ、家賃を下げると自己所有の物件ローンが払えないので「礼金」としてお金を取るようにしています。

 

シロ
ちなみに長く住む予定なら、これを逆手にとって家賃交渉なんかもありですね。

 

あと、最近ではすぐ引っ越す方が多くなっているため、家賃を下げて「未来の家賃収入」を入居時に「礼金」としてもらうという考え方も増えてきてます。

 

例えば、

・家賃60,000円、礼金120,000円

・家賃65,000円、礼金ゼロ

 

この二つの募集条件だと、家賃5,000円の差がありますよね?

 

ということは、2年住むと(24ヶ月×5,000円)で12万になります。

 

2年経った時点で二つの条件は同じ費用ということなので、2年以上住むなら上記の条件でいくと礼金を払った方が得ということです。

 

でも最近、特に単身者は、2年以上住むというのは結構少ないんですよね。

 

そんなこんなで「家賃下げて、礼金を取る」という考え方があります。

 

2-4.不動産屋の収入になっている

 

これは闇でよく言われているやつですね。

 

ぶっちゃけ正解ではありませんが、間違いでもありません。

 

詳しく説明しますと長くなりますので、良ければ下記をどうぞ。
仲介手数料をなぜ無料にできるのか?【賃貸仲介の裏側】デメリットあり。

 

簡単に説明しますと、家主は物件を決めてもらうと仲介業者に対して広告料をいうものを支払います。

 

広告料というのは、AD、BK、業務委託料、宣伝費と呼ばれたりもしますが意味は同じです。

 

要は、自分の物件を仲介業者に紹介してもらった紹介料みたいなものですね。

 

全てではないですが、家主はお客さんからもらう礼金を、この広告料にも充てたいと考えていたりします。

 

困ったお客さん
お客さん
でも仲介業者には「仲介手数料」を払っているよね?

2重に手数料みたいなものを払うのは納得いかないなぁ。

 

おっしゃる通りです。。。

 

ただ、最近はわりと「仲介手数料」が半額やゼロの仲介業者も増えてきているので、

 

そこを狙っていくか、仲介手数料や礼金の交渉をするというのを個人的にはオススメいたします。

 

 

3.結局のところ、礼金はただの契約条件です

 

ここまで、礼金がある理由について解説しました。

 

使用用途が不明である以上、意味を考えるのは難しいかと。

 

仲介業者の収入になっているなんて話もありますが、

 

  • 礼金ゼロでも広告料が多く出る物件
  • 礼金が多いが、広告料ゼロの物件

 

 

こんな物件も普通にありますからね。

 

なので、「ただの契約条件」と考えるのがいいかと思います。

 

需要と供給の話になってきますが、現在は供給過多の市場なので礼金は少なくなりつつあります。

 

それでも礼金があるのは市場価値の高い物件と言えますね。

 

家主も礼金をつけても申込みがあると考えてるのだと思います。

 

シロ
稼げる時に稼ぐのは商売の鉄則ですからね。

 

年数が経つと物件の価値は下がり、家賃や礼金も下げないと入居者が見つからなくなってしまいます。

 

なので、人気があるうちに「契約条件」として礼金の名目で物件ローンを回収しようと考えてるのでしょう。

 

 

4.まとめ 契約するかどうかは自由です

 

以上、礼金の意味や存在理由について解説しました。

 

礼金を支払う意味は特にないです。

 

礼金ありの割合

  • 首都圏53.3%
  • 中京圏22.2%
  • 近畿圏35.6%

 

礼金の相場

  • 家賃の1ヵ月~2ヵ月(家賃1ヵ月分が多い)

 

礼金がある理由

  • 昔からの慣習
  • 部屋を綺麗に保つため
  • 家賃を下げるため
  • 不動産屋の収入になっている

 

こんな感じです。

 

たびたび僕が言うのもなんですが、納得は難しいと思います。

 

シロ
僕も引越しのときに礼金を払うのは抵抗ありますからね。(笑)

 

僕は「礼金を払ってでも入居したい人がいる物件なんだなー」と考えるようにしています。

 

なので、身も蓋もないですが「ただの契約条件」と考えるのがいいかと。

 

一応、法律上も「契約自由の原則」というものがありまして、契約は互いの合意によって成り立ちます。

 

条件に納得できなければ契約しないという選択肢になりますね。

 

ただ、家賃や礼金は募集条件であって「絶対条件」でないのでドンドン交渉していきましょう。


【超簡単】家賃の値下げ交渉の相場や言い方、タイミングを解説します。

【失敗しない】賃貸物件の初期費用「礼金」について交渉方法、タイミングを解説します

 

また引越し業者の費用を、一括見積りや交渉をして安く抑えるのも重要です。

【忙しい方へ】楽に引越し業者の見積りを取る方法(コンシェルジュ付き)

 

礼金がゼロだからといって危ない物件ではないので「礼金ゼロ」物件を狙って探すのもオススメですよ。

 

ではでは~

 

 

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